2025年3月25日〜3月27日、ルーマニアを旅行しました!
旅程としては、「シビウ」→「シギショアラ」→「ブラショフ」&「ブラン」です。
本記事はそのシギショアラ編となります。
シギショアラとドラキュラ伯爵について
シギショアラは、ルーマニアのほぼド真ん中に位置する、
人口3万人ほどの街。
12世紀にドイツからの移民によって作られた城塞都市で、
現代になっても、中世の頃の建物のほとんどが残っていると言われています。
また、小説「吸血鬼ドラキュラ」に登場するドラキュラ伯爵のモデルになったと言われている
「ヴラド3世」の出身地でもあります。

ヴラド3世(1431-1476年)はワラキア公国(現在のルーマニア)の君主で、
侵略にやってきた敵国の兵士を串刺しにした後野ざらしにし、
見せしめにするなど、その残忍冷酷な性格で有名でした。
彼がいなければ現在のルーマニアは無かったわけですから、
ルーマニアではどちらかと言うと英雄として見られているそうですが。。
小説「吸血鬼ドラキュラ」の著者である
アイルランド人の作家「ブラム・ストーカー」が、
上記のヴラド3世の逸話から着想を得て、
吸血鬼ドラキュラを書いたと言われています。
(※諸説・異論あり)
このようなエピソードもあって、
ルーマニアはお土産屋さんにドラキュラグッズが並んだり、
レストランやショップにドラキュラの名がついたりなど
とにかくドラキュラ推しが凄いです…。
小説の中に登場するドラキュラ城のモデルになったとされている
お城もルーマニアに実在しているので、
これも翌日訪れることになります。
シギショアラ駅〜旧市街到着まで

シビウで電車に乗り、コプシャ・ミカで乗り換えをした後、
シギショアラ駅へ到着。
ちなみに、シギショアラ駅では窓口のスタッフに言えば、
有料になりますが荷物を預かってくれます。確か10レイ(300円)。
大きな荷物を持ってきていても、
身軽に観光できるようになるので便利です。

お腹が空いたので、駅ナカのカフェで
サラミやチーズの入ったパンをテイクアウトしました。
確かこれで7レイ(210円)だったと思います。
安いのに具がたっぷり入っていて、
しかもレンジで温めてくれるので凄く良かった!


肉・乳製品の店?の看板が可愛かったので撮影。
そして街中にあった墓地。
観光地として「シギショアラ」と言うと、旧市街のことになります。
駅から旧市街の方向に歩いていくと、橋があるのでそれを渡り、
丘の方へ少し進んだ所が旧市街になります。

向こう側に旧市街。


橋のそばには、「至聖三者大聖堂」。
中を覗いてみると、ミサをやっているようでした。
旧市街散策


旧市街、丘を登る前の街並。
花屋のフォントや、カラフルな外壁が可愛い。

ビール1杯5レイ(150円)の看板。
安っ!

丘を登っていきます。
この階段は他の方のYoutubeやブログでも見かけたので、
多くの人はここから登っていくようです。


この時点で既に雰囲気が良くて、
結構ここ好きなんじゃないか?と思い始めてる所




小高い所まで登った旧市街と、
謎の猫ハウス


奥に見える時計台に向かって進みます。


お土産屋さんも並んでいます。
ラインナップは見事にドラキュラの世界観(笑)
ルーマニアのお土産屋さんには必ずと言っていいほど
ドラキュラグッズがあります。

凄く雰囲気がいい。
シギショアラは城塞都市でもあったから、
この時計台が監視塔としての役割も担っていたらしい。


時計台を通り過ぎた先の風景と、
反対側から時計台を振り返った光景。


シギショアラの街全体を見下ろすのに絶好のスポット。
この日は曇りだったけど、ドラキュラ出身の街だと考えれば、
陰気な雰囲気になってこれはこれで素敵!

なんとなくオフィシャルな雰囲気のする建物。
役所か何かかな?


ヴラド・ツェペシュ(ヴラド3世)の像。
ルーマニアにとっては偉大な君主。

右奥に、「靴職人の塔」が見えてきました。

中世のシギショアラは、ギルドと呼ばれる職業組合が盛んで、
このように職業名を冠した塔が、街中に9つ存在します。
他にも、「ブリキ職人の塔」や、「仕立て屋の塔」などなど。。


靴職人の塔の外付け階段を上った所。
少し高い所から街を見下ろせます。
中世の石畳の街並みと、自動車のコントラストが面白い。


街の中心広場。
ホテルやカフェが並んでいます。


滅茶苦茶可愛い外観のホテル・バー・レストランがありました。
ここだけガーリーで写真映えしそうな雰囲気なのがちょっと異質。
シギショアラには泊まりませんが、結構良さそうなホテルでした。


建物の壁に貼ってありました。
展覧会のポスターですかね?
目がバキバキにキマったアーティスト(笑)


黒い小屋のような入口の「学生階段」。
丘のようになっているシギショアラ旧市街の上層まで、
直線で移動することが出来ます。
丘の上には学校があったので、学生階段という名前なのでしょうか?


時計台の方に戻り、
塔を上まで登ってみました。
東京まで8890kmらしい。。
この展望台、高さをダイレクトに感じる上に
足場がどことなく不安定で微妙に斜めっているので、
結構怖かったです。
ドラキュラレストラン”CASA VLAD DRACUL”


時計台を通り抜けた先の広場にある、
黄色い家はなんとヴラド3世の生家だそうです。

しかも、中はレストランになっていて、
ヴラド3世の末裔が経営しているらしい。
コスプレなんかしちゃて、めっちゃノリノリ(笑)
今回のシギショアラ旅行で楽しみにしていた場所でもあるので、
もちろんランチはここで!


中は重厚感ある洋館という感じ。
雰囲気が良くてワクワクしています。


内装はこんな感じ。
イスの感じや燭台が、まさに吸血鬼の館という感じがして
ものすごく雰囲気が良かった!

グラス赤ワインを注文。
吸血鬼の館っぽい所で赤ワインなんて最高。

今回の旅ではなるべくルーマニア料理を食べていくつもり。
このレストランでも典型的なルーマニア料理が色々揃っている。
まず注文したのは、「チョルバ」というトマトベースのスープ。
具は野菜だったり、豚肉だったり牛肉だったり色々あるらしいけど、
このチョルバは小さくカットされた野菜と、
牛肉がゴロゴロ入っていた。
とっても美味しい。

もう1つ、「サルマーレ」というロールキャベツ。
日本のロールキャベツに比べて、少し酸味が強かった。
付け合せのサワークリームと一緒に食べれば、更に酸味。
黄色いボール状のものは、「ママリーガ」という、
トウモロコシをミルクと一緒に練った主食。
スポンジのような食感で、味はあまりしなかった(笑)
ルーマニア料理は全体的に日本人の口に合う感じで、
食べやすいと思います。
このお店の料理もいい感じだった。
ドラキュラレストランというから、
コンセプトカフェみたいな感じで
雰囲気重視で味はそこまでなのかなと思っていたけど、
きちんと作られていて美味しかったです!

それと、このレストランの注目ポイントもう1つ(笑)
2階部分に、15レイ(450円)必要なホラーアトラクションがあって、
これがなんとも言えないクオリティで笑ってしまった(笑)
有料だから、詳細はあまり言わない方がいいかなと思うけど、
個人的には行ってよかったし、人にもオススメしたい!
特にドラキュラファンなら!
ブラショフへ
シギショアラ、街の異国情緒溢れる雰囲気が本当に良かったし、
曇天だったせいかちょっと物悲しさもあって、最高だった!
予定ではこの後バスに乗ってブラショフへ移動するつもりだったんだけど、
バス停の時刻表を見るとめちゃくちゃ本数が少なくて、乗りたかった時刻のバスがない!
次のバスは約2時間後😱
ネットであらかじめ見ていた他のブロガーさんの時刻表の画像は、
もしかしたら観光シーズンのものだったのかもしれない…?
その人は夏に旅行していたから。。
シギショアラからブラショフへの移動は、
なぜか電車よりもバスの方が早い。
(所要時間に1〜2時間くらい差がある)
電車の駅もすぐ近くなので、
電車なら次は何時発なのか見に行くと、
駅のスタッフは「この後すぐ!」と言うので
所要時間がかかってもすぐ出られるなら…と
結局電車でブラショフへ移動しました。
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読みました‼️