2025年3月25日〜3月27日、ルーマニアを旅行しました!
旅程としては、「シビウ」→「シギショアラ」→「ブラショフ」&「ブラン」です。
本記事はそのブラショフ編となります。
(2日目にブランに足を伸ばしていますが、その部分は別の記事で扱います。)
ブラショフについて
ブラショフは、首都であるブカレストに次ぐルーマニア第二の都市で、
シギショアラやブランを観光する際には、この街を拠点にすると便利です。
第二の都市とは言っても、
そこまで大都会という雰囲気ではなく、
落ち着いていて過ごしやすい印象でした。
1日目(3/25):ホテル「ベラムジカ」
シギショアラ駅で電車に乗り、
3時間ほどかけてブラショフ駅へ。
Wi-Fi非搭載の電車だったから、結構暇だった笑
シビウ→シギショアラの電車ではWi-Fiがあったから、
車両によるのかもしれない。
ブラショフ駅でちょっとドキッとしたことが…。
現金を調達しようと、駅構内のATMにエポスカード(海外キャッシングが優秀)を差し込んだら
ATMの表示が全く変わらず、かと言ってカードも入ったまま戻ってこない。
どのボタンを押しても反応なし。
(嘘でしょ…!?)と思いながら、
職員さんに聞くしかないかなー等と考えていたら、
時間差で動き出してカードが戻ってきた。
3〜4分くらい止まっていた気がする(笑)
怖いのでもうそのATMは使わないことに…
駅構内ではフリーWi-Fiが通っていたので、
Uber Taxiを呼んでホテルまで移動。

ブラショフで止まったホテルは、
「Bella Muzica」(ベラムジカ)。
このホテルが本当に良かった!!




木の温もりを感じつつ、
クラシックな洋館っぽさもあって、
異国情緒が最高。


屋根裏部屋のような構造のシングルルームを予約しました。
清潔感もあり、すごく居心地がいい。


水回りも綺麗だし、機能も何も問題なし。
撮り忘れてしまったけど、シャワーヘッドが金色の受話器みたいでカッコよかった笑
2枚目は、部屋の窓から見た景色。

ホテルの目の前にあるのが、「スファトゥルイ広場」。
ブラショフの中心地的な存在で、周りにはレストランやお土産屋さん、教会がある。
ベラムジカのロケーションの良さも抜群。
この時にはもう夕暮れになっていて、
空が深い濃青色をしていた。
小雨も降っていて、街全体が靄がかっていたのが凄くミステリアスだった。
雨の香りに深い青、霧、街の明かり…なかなかロマンチックだった。

そしてそして!
このホテルで凄く楽しみにしていたレストランで夕食。
メニューを吟味している間の飲み物に、
ルーマニアビールを注文した。
ホテルの地下にあって、洞窟のような雰囲気と、
中世の趣たっぷりの内装が素晴らしい。

今日もルーマニア料理を食べる!
1品目にはナスのサラダを注文。
白いプリンのように見えるものが、
ナスの中身の白い部分だけをペースト状にして、調味料と和えたもの。
あまり見ない感じの食べ方。
手間がかかっててすごい。
皮は一体どこにやったんだろう…?と思うけど、
食べないのかな?笑

2杯目のビール「ウルスス ブラック」を注文。
「ウルスス」というのがルーマニア国内で人気のビール銘柄らしく、
その黒ビール版。

メインにはラム肉のグリル。
熱い鉄板の上に乗ったまま提供されて、
ずっとジュージュー鳴っているから周りの人に注目されて少し恥ずかしかった笑

食事を終えて、部屋に戻った。(写真はフロントにあった置物)
翌日はついに「ドラキュラ城」のあるブランを朝から観光しに行く予定。
羽田→ロンドンの移動以降、機内での睡眠だったり、
ホテルで3時間くらいの仮眠しか出来なかったりしたから、
久し振りのベッドでのまとまった睡眠で生き返った心地がした。
人はやっぱりベッドで寝なきゃダメ!
2日目(3/26):ブラン&ブラショフ散歩
おはようブラショフ!
この日行く予定のブラン城が、昼頃になると混雑するという噂だから
オープンと同時に入ることを目指して、朝も少し早め。
(恐らく繁忙期の話で、自分が来ている今の時期は大丈夫だろうけど、
念には念を入れてね。)
ホテルの朝食ビュッフェにもオープンと同時に行って、一番乗り!
パンにシリアル、野菜と果物、
卵料理やベーコン・ソーセージ等の肉加工品…
色々な品目があって、結構充実してるビュッフェだった。

ビュッフェに来たときはいつも、
1皿目は山盛りのサラダにするのが自分ルール!
オリーブがあるのがアツい。
お皿の右下にある、キューリに乗ったムースが珍しくておしゃれ。
何のムースかは、謎…。笑

2皿目。
追いサラダに、パンとたんぱく質。
パンが塩っぱいものも甘いものも色々種類があってよかった。
卵がフワフワでたまらない。
朝食ビュッフェってテンション上がりますよね。
朝ご飯を食べ終わって、ブランに行くためのバス停に向かいました。
ブラン編は、別の記事で扱います!
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ブランから帰ってきて、ホテルで一息ついてから
遅めのお昼ごはんを食べに、
すぐそこのスファトゥルイ広場にあるレストランへ。

ここにしました。ドラキュラレストラン(笑)
ブランで散々ドラキュラ要素をたっぷり摂取してからの
追いドラキュラ!!
ルーマニアがそうやってドラキュラを推してくるのなら
私も負けない。(?)

壁にも、メニューの表紙にもヴラド三世の肖像(笑)
レストランとは言っていても、
バーやカフェとしての使い方もされているようで、
ビールやコーヒーだけを飲んでいる人達もいた。

まずはビール!
ということで、ルーマニアビールのウルスス。
昨日、ホテルのレストランでウルススの黒ビールは飲んだから、
それの黄金ビール版。

ここでもルーマニア料理を食べていく。
「ミティティ」もしくは「ミチィ」という肉料理。
棒状のハンバーグ、もしくは皮なしの粗挽きソーセージと言えば分かりやすいかな?
肉!という感じで美味しかったです。

追加のビールのペローニ。
これはイタリアビールらしい。
ランチを食べ終わってから、
ブラショフの街散策に繰り出しました。

スファトゥルイ広場から数分歩いた所にある、Strada Sforiiという通り。
世界で3番目に狭い路地なんだそうです。

日本のみならず世界の情報網で有名スポットらしく、
観光客が集まっていました。
狭い路地なので、あまり人が群がるとすぐに詰まってしまう。
写真から分かると思いますが、
落書きがなかなか凄い。
この路地のみならず、ブラショフは中心広場から離れると、
落書きが多かったり、なんとなく不穏な空気感がある路地が多くなったりして
ちょっと治安悪そうな雰囲気がある。


広場に戻ってきた。
この時間帯の空が一番好き。
群青色の夕暮れに、オレンジの街明かりの組み合わせが個人的には最高。


広場の周りを歩き回った。
レストランやカフェが並んでいる。
いい雰囲気。


少し歩き回っただけで、空模様が変わってきた。
この世じゃないみたいな風景。
ずっとここに居たくなる。

広場の近くにあった教会に入ってみた。
ルーマニアの宗教は、キリスト正教会。
カトリックやプロテスタントに比べて、
正教会って馴染がなくて、ミステリアス。

夕食は、また滞在中のホテル「ベラムジカ」のレストランに来ました笑
ここ雰囲気が本当に素敵で、料理も気になるものが多いんだもの。
(ホテル宿泊者なら、レストラン代金も10%引きになるし)
写真手前にあるグラスは、
ルーマニアの蒸留酒「ツイカ」。
プラムを原料にした蒸留酒で、ルーマニア人は結構飲むらしい。

前菜にはアスパラのグリルを注文。
アスパラ好きなんですよね。

メインにはエビのブイヤベース的な料理を注文。
スープが味わい深くて美味しかった。
1つ気になるのが、
プロペラみたいな形に設置されたパンスティック笑
なんとも言えない。
見切れちゃってるけど、白ワインも飲んでます。
料理との相性抜群。

この”feteasca regala”(フェテアスカ・レガーラ)という白ワインを飲んでいたんだけど、
これがとても美味しかった!

まだ寝る気分でも時間でもなかったので、
近くのスーパーでルーマニアビールを買って部屋飲み。
500ml×2缶で300円しないくらい。
部屋のテレビでルーマニアの番組を流し見しながら飲んでました。
明日はいよいよ帰国に向けて動き出す日。
時間の流れはあっという間…。
3日目(3/27):ブラショフ空港へ
この日は、ホテルの朝食ビュッフェを食べたら
バスでブラショフ空港まで行き
ロンドン・ルートン空港まで飛びます。
そしてルートン空港からヒースロー空港まで高速バスで移動し、
羽田空港まで帰るという予定。
このホテル「ベラムジカ」、地下のレストランも素敵だけど
朝食ビュッフェもとても良いからオススメです。

いつものように、1皿目は必ず大盛りサラダ!
そして、右上見てください!!
お金持ちの食卓にあると思っていた、
ゆで卵スタンド!
このスタンドに乗ったゆで卵がずらーっと並んでいるのを見て、
好奇心で迷わず1つ取ってきました。
ナイフで上部を横に切り取る、
もしくはスプーンの背で天辺を叩き割り、
スプーンで中身をすくい取って食べるというのは知っていたのでやってみたんですが、
普通に手で剥いて食べたほうが、綺麗に食べ切れるし
洗い物も減るんじゃ…?と思ってしまった笑
エレガントではあるけど、
ゆで卵ってそんなにかしこまって食べるものだろうか…?

2皿目。
朝ご飯はやっぱり卵料理だよね。

ゆで卵スタンドに続いて、
思わず二度見したもの、ライスプディング。
(お米をミルクで似て、砂糖とシナモンで味付けしたデザート)
というのも、自分はスペインに何度も行ったことがあるんだけど、
スペインではArroz con leche(アロス・コン・レチェ)といって
メジャーなデザート、つまりスペイン料理だと認識していたから
「ルーマニアにもあるの!?」と衝撃を受けて食べてみたくなった。
日本人の間では、甘いお米が受け付けられない人も多いらしく
好みが分かれるんだけど、自分は結構好きです。
お腹いっぱいしっかり食べてから、
ホテルをチェックアウトし、
バスでブラショフ空港に向かいました。
ベラムジカ、本当に素敵なホテルだった。

ブラショフ空港。
自分が今まで見てきた空港の中で1番と言っていいくらい
こぢんまりした空港だった。


これだけコンパクトな空港というのも可愛い。
迷う余地も全くない笑
カフェと売店はあるから最低限の食べ物と飲み物は手に入るけど、レストランはなし。

搭乗中。
まっさらに開けた空間が気持ちいい。
ロンドン・ルートン空港まで飛び、
ヒースロー空港までバス移動、
そして東京・羽田空港まで帰ってきました。
バイオハザードヴィレッジや、
吸血鬼ドラキュラで興味を持ったルーマニア。
実際に訪れてみると、
東欧の中でもあまり国際化されていない異国情緒と冒険感があり、
凄く楽しかった。
またドラキュラを読破してきた分、吸血鬼スポットをよりよく理解できたから、
予習もしておいて本当に良かった。
首都のブカレストだけ旅程に組み込めなかったのが惜しいから、
またいつか再訪出来るといいな。
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